厳冬期は阿修羅スペック2

2014年もいよいよスタートです!O.S.Pファンはじめバス釣りが大好きな皆様、今年もよろしくお願いします。

厳冬期のど真ん中、何よりも大事なこと・・・・
皆様は年明けからいい釣りが出来ていますでしょうか? 初バスがまだの方も多いかもしれませんが、1本のバスがこれ程までに嬉しいものなのか?

そう感じる事のできるのが厳冬期の釣りで、1本のクオリティフィッシュを手にする事で、これから先のハイシーズンに向けての心構えが出来るというものです。

厳冬期のど真ん中と言えば、1年の正念場。

「正解」を一日中やり通せる集中力が何よりも大切で、その為には「自分の釣りは正しい」と、信じ続ける事が出来ないと全てが台無しなのです。

前置きが長くなりましたが、今回のレポートでは厳冬期における正解の一つである「阿修羅スペック2」とはいかなるルアーであるかの解説をしたいと思います。

厳冬期の釣りといえばディープの釣りを想像しがちですが、条件の良いシャローレンジや一段下に居残るバスの数もそれなりに居る状況です。

その中でも阿修羅スペック2で狙うべきバスは、障害物に身を潜めて、獲物が通るのを待ち構えている状態のバスになります。
低水温であまり動きたくないのでしょう。

バス自身が捕食したいと感じるスポットに、ルアーが「ポン」と乗った瞬間にだけ狂ったように大きな口を開けてルアーをさらっていきます。
裏を返せばそのスポットから僅かに外れただけで、ミスバイトやチェイスのみに終わってしまったり、最悪反応すらしない事になります。

バスが「ここ」と決めたスポット、即ちプロダクティブゾーンという事になりますが、このプロダクティブゾーンが著しく狭いのがこの時期なのです。
日頃からバスに対してどれだけ丁寧にアプローチしているかどうか、自身に問いかけてみてください。

厳冬期にバスからの反応をとれるようになると、ハイシーズンにおいても自然とタイトなアプローチが身に付いていて、バスと出会う可能性が大きく高まっている事でしょう。

話が逸れてしまいましたが、厳冬期の釣りで何よりも重要なのは「アプローチ」という事になります。
そして、バスに対するアプローチにおいて、ルアーのコントロール性が抜群に優れているのが阿修羅スペック2なのです。

固定重心なので、着水直後からの泳ぎ出しが早く、トゥイッチ&ジャークをすれば、アングラーの意図した通りにロールを伴った小さな首振り。
こうした基本的、かつお手本のようなアクションを持つルアーこそ、本来通したいスポットに寸分の狂いもなく送り込める性能を持ったジャークベイトなのです。

どこに飛んでいくか分からない、大きく激しいダートを謳い文句にするようなジャークベイトでは厳冬期のバスに対してアプローチが著しく困難となり、自ずとしてバイトを遠ざける結果となってしまうのです。

厳冬期のバスに対しては、釣るために必要な最小限のアプローチ、アピール力が必要でそれを表現できる限られたジャークベイトこそが阿修羅スペック2なのです。
使い方のコツは「ビシ!バシ!」と強くジャークする必要はなく、ラインを優しく張る程度に抑えます。
ルアーが「ブルブル」と軽く震える程度でも問題ありません。

慣れるまでは4~5lb.ラインのライトライン、5.8~6フィートクラスのスピニングタックルで扱うと、よりコントロール性を高める事が出来るはずです。
参考までに、私は58Lのベイトタックルに、6~8lbラインで使う事が多いです。同様の性能は、同じく固定重心のハイカットシリーズやルドラスペック2にも見られます。
状況に応じて使い分け、反応の良い物を使っていくといいでしょう。

皆さんにより良いお話が出来るよう、今年も頑張って楽しみたいと思います。

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