ドライブクロー&ドライブビーバーのテキサスリグ使い分け

みなさんこんにちは。印旛沼の山添です。
あっというまにGWが終わってしまいましたが、連休中の釣行は楽しめましたか?スポーニング真っ只中だった印旛沼も、5月に入ると多くの魚がポスト~アフターの状態に入り、魚のコンディションに合わせてスローな釣りがメインとなってます。
スローな釣りというとノーシンカーやネコリグなど、さまざまな選択肢がありますが、自分の中で主軸になるのはやはりテキサスリグ。使用ウエイトは5g前後と至ってシンプルかつスタンダードですが、扱いやすさや実績など、総合的に考えても最も出番が多いです。
ルアーはドライブクローが抜群の安定感。カラーはグリーンパンプキンやスカッパノン系が万能ですが、この時期の印旛沼は田んぼの影響で、代掻きの水が入っており、非常に白濁しています。

ミルクティ状態の濃い白濁であればブラックやアメザリですが、各エリアに意外と多いのが、やや透明感のある白濁。特にベタ凪ぎの日中のハイライト時は非常に曲者です。グリーンパンプキンだと弱いけど、ブラックは強過ぎと感じてしまう、そんな水の色です。
このような厄介な水色の時に、最近よく使用しているのが新色のヌマチチブです。このヌマチチブ、マッディレイクで釣りをされる方は、好きな系統のカラーではないでしょうか?
一見、お腹のオレンジが強そうですが、透明感のあるカラーなのでほどよく水に馴染み、ラメのアピール具合もちょうどよく、おすすめです。
ウエイトに関しましては、もう少し軽くてもいいですが、今時期のアシやガマ、ヒシモなど、ベジテーションカバーは伸び盛りで日に日に成長しています。したがって、入れたいスポットへ入れにくく落ちにくい状態になっています。そこでウエイトを上げ過ぎてしまうと、ドライブクローのアクション(ツメの波動)が必要以上に強く出てしまったり、フォールスピードが速くて魚が追いつけなかったり、食っても甘噛みですっぽ抜けに繋がってしまう、などなど……


これらを鑑みると、5g程度のウエイトがフォールスピードやドライブクローのアクションを含めて妥当、となるのです。
次に、枯れたガマが水面に浮いてちょっとしたフローティングカバー状になっていたり、ヒシモが絡んでいるエリアでは、すり抜け性能の長けるドライブビーバーを使い分けるといいでしょう。

アクションは、派手に動かさないことがキモ。シェイクを入れて誘っても、もちろん効果的ですが、極論を申し上げてしまいますと、ドライブシリーズの自発的なアクションだけで十分な誘いになってます。
1キャストで1~2回ほどしっかりとルアーをステイさせ、バイトチャンスを与えてあげましょう。あとは、着水音を抑えたキャストを心がけるなど、アプローチに少し気を遣いながら、サカナからの返事を待つだけです。
ときどき、「ドキッ」とするバイトでライギョもきちゃいますが、そこはご愛嬌、ということで…(笑)

5月から印旛沼の水位が例年通り、20cm程高くなりました。今後スポーニングが終了した魚は、エサやシェードを求め、よりカバーのインサイドに入るようになりますので、これからが本格的なカバーゲームのシーズンです。
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