突如のバイトラッシュ!!梅雨時期に大活躍のHPFクランクSPEC2を紹介!
皆さんこんにちは、和歌山の辻井です。
まだまだ油断ならない新型コロナ、三密を避けた配慮ある行動を心掛けましょうね!
気付けば春も終わり季節は梅雨を迎えました。
梅雨空の下、低水温下の爆釣劇(71匹(40UP×22匹))となった立役者、
HPFクランクspec2を紹介します。
本来6月というのは鋭い紫外線の中、水通しとシェードを意識した戦略でアフター~アフター回復バスがたくさん釣れるタイミングになりますが、梅雨の曇天時には濁りとカレントというファクターが重要になります。
同時に水温20℃超(例年22~24℃位)のボディウォーターに対して16~18℃台の流入が入り、この流入の影響があるエリアではバスがカバーに極めてタイトになり、スピナーベイトやジャークベイト等、バスを動かして釣るタイプのルアーは反応が著しく落ちます。
通常こういう状況ではブリッツ等をシャローカバーにコンタクトさせるいわゆるカバークランキングが有効となるシーンで、簡単に言うとバスの目の前にルアーを送り込めるルアーが強いという事になります。
ヒラを打った直後というのはバスとルアーの距離が最も近付いた瞬間と捉えて下さい。
バスとルアーの距離を縮めるという条件さえ満たせれば根掛かりのリスクを冒してまでヒラを打たせなくても口を使ってくれるというシーンは少なくなく、このバスとの距離感がカバークランキングの正体です。
今回はHPFクランクspec2を用いたクランキングを紹介しますが、スタートはブリッツをカバーにゴリゴリ当てて引いてのバイトに違和感を覚えたところからスタートしました。
レンジとアプローチを色々工夫する中、濁りに強いサスペンドジャークのヴァルナへの反応も無い事でHPFクランクspec2を極スローにアプローチしていくと突如としてバイトラッシュとなりました!
カバーにコンタクトするかしないかギリギリのラインを引くことでヒラを打たせるよりも長くバスにルアーを見せる事が出来たのか、もしくはブリッツよりも僅かに下のレンジだったのかなと思っています。
リトリーブスピードがキモで、『潜るのか浮くのかハッキリしろ!』というHPFクランクspec2のスロー限界スピード。
デッドスロー領域はあらゆるプラグにおいて個性の違いが最も出る点で、昔から浮力の高いバルサ製クランクでよく使っていたテクニックになります。
この釣りをブリッツに当てはめると優等生過ぎて “ヒラヒラ~ヨタヨタ感” がなかなか出せなく効果が薄くなりますが、HPFクランクはデッドスローに引く事でフラットサイド特有の蝶が舞うような落ち着きのないヒラヒラ感を演出する事が出来るのです。
オリジナルのHPFクランクを使うと、デッドスロー領域におけるリトリーブの蹴り出し時にリップが水を掴まず横滑りを多発させてしまうので、この釣りにはHPFspec2をオススメします。
この釣りにも弱点はあって、やはりカバーによりタイトなシーンではブリッツの方が強く、また今回の釣行では強いカレントの中では水流の影響を受けやすいHPFクランクspec2でのアプローチが困難で、同じアプローチが可能なブレードジグ3/8oz+アクショントレーラーを使いました。
水の状態が落ち着き、同時にバスの動きが戻りつつあった午後にはハイピッチャーを織り交ぜで釣果を伸ばしました。
ルアーの個性のお話をさせて頂きましたが、どんなルアーでもミディアムリトリーブよりも先ずはルアー固有の最低スピードを覚えるとルアーへの理解度が早まります。
時として早巻き等のメソッドが取り上げられる事が多いですが、年間を通してみても一つのルアーを最低スピードで使い続ける事で釣果が伸びると思います。
ライトリグやソフトルアーでもタフになるとスローに扱いますよね。
ハードベイトでも同じで、常にタフコンディションと考えるとスローに使った方が釣れそうに思いませんか?
正解を見つけた瞬間の感動は何物にも代え難い経験になりますよ!
そうそう、HPFクランクspec2はややキャストに気を遣うと感じる方も居るかもしれませんが、タックルバランスを見直す事で劇的に改善されるかもしれませんよ!(私がそうでした)
フィネスプラッキング用の63L+8lbフロロカーボンラインというクランキングとしてややライトなセッティングで快適に扱えていますので是非参考にしてみてください。
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