台風12号後の合川ダム
今回は合川ダムはこんなに元気です!と、伝えたくて決意の釣行でした。
はじめに
TVのニュースにありましたように、先月初めの台風12号により紀伊半島は幅広い地域で大きな被害を受けました。
この場をお借りしまして亡くなられた方のご冥福と、被災された皆様へのお見舞い申し上げます。
幸い私自身の被害は軽微なものでしたが、親類や友人に大きな被害を被りました。
ボランティア等による助けもあり、復旧の見通しが立ったところですが、今なお避難生活や片付けに追われる生活を強いられている方も多く居ます。
一日も早い復旧を願うばかりです。
合川ダムにおいても地域一帯が一時陸の孤島と化し、ダム支流熊野川(いやがわ)上流では土砂崩れによる大きな被害や、目を疑うような土石流による被害。
本当に大きな爪痕を残しました。
現時点で一部流域の禁止エリアこそ設定されていますが、ダム湖での釣りは大丈夫です。
おうとう山遊館によるレンタルボートも無事再開された事もあり、元の生活を取り戻しつつあります。
普段通りの何気ない瞬間って本当に大切なんだと改めて感じています。
今回は現場の情報を伝える事で復興の手助けとなる事を願って釣行してきました。
和歌山は元気です!
合川のバスはこんなにも元気です!!是非一度足を運んでみて下さい!
9月12日(月)合川ダム釣行
日時:9月12日(月)
場所:合川ダム
天候:晴れ時々くもり
風:無風~微風 ~16:30
水位:-3m
濁り:全域白濁り
水温:23.5~27.0度
合川ダムでは台風後の濁りは上澄みが生じ始め、クランキングパターンには少し弱くなりかけていました。
しかし、そこはタフコンディションにも強さを発揮するサイレント仕様のブリッツシリーズです!
ノーマルのブリッツを軸に、より濁りの強いエリアではブリッツマックス。
少しクリアな水の入るエリアではタイニーブリッツと、状況に合わせたサイズ選択がハマリます!
カラーはマットタイガー。グリーンブラックバックにチャートサイド、オレンジベリー。
これに黒の縦縞とくれば、釣るための必要なカラーを集めるとこうなったと言うべきカラーですね。
こんだけあったらどれかの色が効くやろ!?という感覚なんでしょうか?
こんなわけ?で状況変化に強いカラーで、濁りだけでなく実はクリアウォーターでもよく投げるカラーです。
ショアカバーへのクランキングで49cmを筆頭にグッドサイズが次々とヒットしてきます。
カバークランキングにおいては単にぐるぐるリーリングしてカバーにぶつけるのではなく、カバーに対してリップを軽く引っ掛けてクルンと外す感覚を身に付けると根掛かりを回避できてより複雑なカバーの奥をも攻め抜く事が出来るようになります。
リップを当てる事が回避に繋がるのです。
リップの前面がワイドより障害物に当て易く、規則正しいピッチを刻む事で正確にラインをトレース出来るブリッツはこの種のカバークランキングにも秀でている事がわかります。
時間の経過と共に子バスが浮き始めてビッグフィッシュのバイトが遠ざかりました。
それを受けてやや深いレンジを発売されたばかりのブリッツEX-DRで小ワンドのマウス部を攻める40UPを含むひと回り大きなバスがバイトしてきました。
6ft3inchのミディアムライトアクションのロッドでも問題なく引けます。(ミディアムクラスの方がより○)
私のように1本のロッドで何でも投げてしまうタイプの釣り人には嬉しい設定で、陸っぱにも重宝しています。
しかし、今回は濁りもきつかった事もありそれ以上に強い釣りが存在してしまいました。
釣り進める中で、ビッグサイズのバスのポジションがフィーディングフラットに絡む沖のブレイクや縦ストに広く散り、サスペンドしている事に気付きました。
濁りに生じた上澄みのレンジと大きく関わっている事だと思いますが、その濁った下層との境界を意識して5/16ozDWタイプのハイピッチャーをセレクトしました。
濁りとクリアの境界を狙うのでカラーは結果的にホワイトチャートの選択ですね。
釣りが決まればその時が来るを信じてキャストを繰り返すのみです!
これまでとは釣れるバスのコンディションが全く異なる50cmを皮切りに、45UPサイズが次々バイトしてきました!
数本のミスフィッシュもありましたが、肝心要の52cm!!
あまりの太さと力強いファイトに使い込んだハイピッチャーが折れるんじゃないかとヒヤヒヤのランディングでした。
終わってみれば、50UP×2本、40UP×15本含むトータル67本という釣果!
そのほとんどがハイピッチャー&ブリッツシリーズによる釣果でした。
釣果:67匹(52,50,49,47,45,45,45,44,43,43,43,43,42,42,42,41,40cm)
内訳:
HighPicher5/16ozDW(29)
BLITZ(20)
BLITZMAX(6)
TinyBLITZ(2)
BLITZ-EXDR(4)
ASURA-SP(1)
OSPBuzz02BEAT(2)
DliveStick(2)
03Hunts+ActionTrailer(3)
下流部浮きゴミ周りの02BEAT、最上流のドライブスティックにもグッドサイズが出る事も補足しておきます!!
合川のバスが復興の道標となりますように、あらゆるパターンが混在する秋の荒食いを堪能してみて下さい。
釣りばかりでなく、災害後和歌山への客足は遠のいていると各方面から聞こえています。
合川ダムへの道路状況を目の当たりにすると目を覆いたくなるような光景も目にし、釣りなんかしていいのだろうか??と、自身への疑念を持つのも事実です。
ですが動けるところが止まっていると復興への足踏みにしかなりません。
繰り返しになりますが、変わらぬ日常を取り戻す事が復興です。
是非とも和歌山へ足を運んでみて下さい。
※ 各道路状況をお確かめの上、安全運転でお願いします。
使用タックルその1
ルアー:BLITZ,BLITZ-MAX,BLITZ-EXDR,TinyBLITZMR,DoliveStick6"ノーシンカー
ロッド:SolHands633
リール:PX68R
ライン:FCスナイパー10lb.
使用タックルその2
ルアー:Highpitcher5/16ozDW
ロッド:バトラーリミテッド63Mトップガン
ルアー:アルファスタイプF
ライン:FCスナイパーBMS12lb.
使用タックルその3
ルアー:O.S.PBUZZ02BEAT,JIG03ハンツ11g+ActionTrailer4"
ロッド:FVRELITE63M
リール:TD-Z
ライン:FCスナイパーBMS12lb.
8月末の合川ダム釣行
こんにちは、和歌山の辻井です。
8月27日(土)、1ヶ月ぶりの合川ダム釣行に行ってきました!
8月末の合川ダム釣行
その間、秋雨前線が下がって秋の様相を経て再び夏空。
バスのポジションはどうなっているだろうか?
■当日の状況
天候:晴れのちくもり(超夕立!)~16:45
水位:-2.5m(午前減水傾向、正午に放水ストップ)
水温:25~26度(日置川大滝上流20℃)
水色:白濁り
ディープレンジのチェックを入れつつ、フィーディングに絡むバスのポジションを探る事を目的とし、季節感を掴む事を優先しての釣行としました。
まず、タイニーブリッツMR&ハイピッチャー5/16ozDWで足早にショアラインを探っていくと、ガレ場、岩盤問わずレギュラーフィッシュまでが飽きずに釣れますが、そこから先に進めません。
バスの状況を考えると、二日前?の雨で少し濁りが入って水温低下しているのか?反応以上にバイトが浅い傾向でした。
また盆明け以後、一度秋雨前線が下がったこともあり(本日は前線が北上して夏が戻ってます)、水中での季節は完全な夏から少し移行しているような雰囲気を感じます。
というわけで、少し目先を変えて沖の縦ストラクチャーとなる立木をチェックしていくと、フィーディングシャローに面した立木、取り分け最もディープに隣接した立木にビッグフィッシュが潜んでいる事が分かりました。
これを阿修羅&ドライブスティックでグッドサイズのバイトを得ますが共にジャンプバレ。
小インレットを攻めたハイピッチャーでのグッドサイズをミスった事もあってなかなか乗り切れません。
しかし・・・『パターンは生きている!』
こう信じてメインルアーをハイピッチャーからシェードのプロダクティブに留めておけるベントミノー86F&ドライブスティック6"ノーシンカーへとチェンジして完全にビッグフィッシュ狙いへとシフトしました。
そして中流部フィーディングフラットに絡み、ディープに隣接した立木にドライブスティックでスローにアプローチしていきます!
今度はバラさない!
しっかりフッキングを決めてゆっくりランディング!
サイズこそは47cmでしたが、コンディションが抜群です!
再現性を求めて今度はベントミノー86F!
これも下流部ディープに隣接する縦ストから更にコンディションの良い47cmの今釣行最大魚!
(写真左:47cmのグッドコンディションのバスをドライブスティック6"でキャッチ。)
(写真右:47cmのグッドコンディションを、ベントミノー86Fでキャッチ。)
パターンの優位性を証明出来る2本目になりました!
このように、今回はバスのポジションが夏から秋への変遷期にあたっていました。
その為にバスは広く散るのではなく、グッドサイズは一箇所に溜まっていました。
盆以降、秋雨前線が下がったり上がったりした為です。
もう少し夏、もう少し秋というように季節がはっきりしていると、岩盤のシェードに散ったり、ブレイクラインに散ったり・・・と、幅広いエリアでいい釣りが出来るのですが、今回はいいスポットを何箇所も回ったり何度も入り直す必要がありました。
また、下流部のワンドマウス部のディープレンジ(10m位?)の03ハンツ11gにコンディションのいい35cmクラスが3連発!
今後の秋に繋がるだけにかなり嬉しい魚でした。
この釣りにおいて、ハンツのトレーラーに用いたアクショントレーラーは細身で水の抵抗が少ないため、フォーリング時のスライド幅が最小限に抑えられます。
スポットへと確実に送り届ける事は釣果への一番の近道!
プロダティブゾーンの狭いリザーバーにおいてこのようなトレーラーベイトは待っていたところですね。
終わってみれば総数40匹を数え、夏休み最後の週末としては上々の釣果を出すことができ、その大半はO.S.Pのハードベイトによってもたらされました。
まだまだ残暑厳しいですが、これから秋が深まるに連れて今回の私のように水中との季節感のズレを追求してみるとどうでしょうか。
きっとO.S.Pルアーが貴方とバスとの距離を縮めてくれる手助けになってくれるはずです!
タイニーブリッツMRのカバークランキング
こんにちは、和歌山の辻井です。
先日、午前中のみの半日釣行でしたが、タイニーブリッツMRを投げ込んでみたくて、アベレージは低いものの、一面オーバーハングな小規模なリザーバーに浮かんでみました。
タイニーブリッツMRのカバークランキング
夏のカバーシェードを意識したクランキング。
薄雲の広がる天気でしたが、プロダクディブゾーンはオーバーハングの中でルアーを長く留めておけるタイニーブリッツMRが生きる状況でした。
ロッド/58L
リール/ピクシー
ライン/8lb.フロロ
いかにカバーの奥にキャストできるかが鍵で、精度重視のセッティングです。
7月12日(火)S湖
天候:曇(昼前から雨)5:30~11:00
水位:平常満水
濁り:ささ濁り
水温:24.1~25.5度(最上流20度)
釣果:46匹(42,41,40cm)
結果
オーバーハングに滑り込ませるタイニーブリッツMRによるカバークランキングに面白いように反応しました!
プロダクティブゾーンがオーバーハングの下だけに、いかにカバーの奥までルアーを叩き込めるかがポイントです。
満水の状況下、コンパクトボディのタイニーブリッツのキャスタビリティが生きる状況!
陽が上る頃にはやや雲が広がり始め、バスが表層でウキウキ!ベントミノー86Fに興味津々です。
詳細
モーニングバイトを期待して、まずはどのポジションのバスの動きがいいのかを探っていきます。
ルアーはもちろんタイニーブリッツMR。
バスのポジションは早朝というのに既にオーバーハングのカバーの中。
カバーの中では積極的にルアーを追いますが、ひと度カバーの外にルアーが出てしまうと躊躇するようです。
タイニーブリッツMRの性格上、サスペンドシャッド的な使い方でカバーの外の、ややタフなバスもとりあえずのタッチまではもってくる事ができますが、それではあまりに効率が悪すぎます。
そこで、ルアーをどんどんカバーの中に入れていくと、コンパクトなボディとキャスタビリティの高さが奏功し、レギュラーサイズのクランクでは到底入れる事の出来ないより小さな隙間でさえも通す事ができます。
カバーに入れてしまえば立ち上がりのいいロングリップとサスペンドに近いスローな設定で、プロダクティブゾーンに長く留めておく事が出来ますね。
釣りが決まれば当然、バスはどんどん釣れます!!
一瞬の晴れ間でバスがよりカバーに寄りましたが、その後は薄く曇り、バスが表層付近に浮く個体数が増えてきました。
これを受けてベントミノー86Fを投入してみると40UPが30匹目にしてようやく飛び出しました!
これに気を良くし、最上流のビッグフィッシュを狙いに上ってみますが、そこは見たことの無い景色。
エレキで進めない程埋まってしまい、そのポテンシャルが低くなっていました。
それでもいいサイズを掛けたのですが、カバーに巻かれまいと強引なやり取りであえなくバレてしまいました。
その後、ワイヤー下、取水パイプと立て続けにオフショアのカバークランクでそれぞれ40UPが飛び出し、ラスト1時間で何とか更なるサイズUPを目指しますが、ここでピカピカ!!
ゴロゴロゴロゴロ~~~~!!
怖い怖~~~い雷様が・・・と思っている間に大雨となりました。
予報では曇りマーク。
雨は降らないとタカをくくり、カッパも着替えも持ってません。
あえなく撤収する羽目になり、何とも締まりのない納竿となりました。
阿修羅F、ベントミノーが活躍している合川釣行
こんにちは、和歌山の辻井です。今回は先日の合川釣行をレポートしたいと思います。
真夏の様相の合川ダム
この日は梅雨の中休みで真夏の様相。
流れの当たるサマーシェードにビッグフィッシュの影!
真夜中の雨を避けるかのように、流れの裏の窪みに潜んだバスを阿修羅F(フローティング)で狙っていきます。
晴天無風とあって、朝から調子の良かったブラックバックのカタナから、空をバックに保護色となるブルーが配色されたオイカワへとチェンジして移動距離を抑えた・・・、
奥義!チュッパチャップス!!
これはベントミノーを使う前によく使っていた手で、表層をピチャピチャするだけのテクニックだったりします^^;
この場合、ベントミノーではなく阿修羅を選択する理由は、スリーフックの阿修羅を選択することでバイトをより確実にモノにするためです。
す~っと近づいた黒い影が、チョンと口でつついたのを受けてパシッとフックアップ!
反転する度に2本、3本と絡めとってもはやバレる心配はありません。
ランンディングしてみると思った以上に大きく、半プリ状態の50cm。
そして太陽が完全に上ってからは阿修羅の唯一のライバル、ベントミノー86Fの反撃です!
沖のチャンネルとなるブレイクラインにベントミノーを浮かべるとバスが1本、また1本。
どんどん集まり、キッカケがあると一瞬で戦慄の奪い合いが始まります!
一見鈍そうな太いバスがどこからともなく現れ、ベントミノーをかっさらったところから始まりました。
ダブルヒットを目論んでしばらく泳がせたりしてみましたがそのままランディング。
やけに重いな・・・と思ったらそれもそのはず、完全なプリスポーンの46cmでした。
更にベントミノー。
朝にはもぬけの殻だった、少し大きめのインレットから今度はアフターから回復し始めの46cmが飛び出します!!
沖のトップウォーターにインレット。
夏っぽい釣りですね^^
という事で、最下流の浮きモノを時間を変えながらベントミノー&ハイピッチャーで狙ってみましたがレギュラーフィッシュ止まりでした。
浮きゴミが散乱した状態でしたので少し弱かったですね。
バスの状態は、プリからアフター回復まで様々な合川ダムですが、夏が本格化すると今回活躍した阿修羅やベントミノーが本当の意味でハマる状況になってくると思います。
現状では少し釣り難いと感じていますので、今回の御報告はここまでです。
6月中旬の合川ダム
こんにちは、和歌山の辻井です。
先日の合川ダム釣行をレポートさせていただきます!
初レポートはホームレイクの合川ダム
日時:6月16日(木)合川ダム
天候:雨
風:無風~14:30(13:30)
水位:-1.5m
<コンディション>
日置川:白濁り
将軍:ジンクリア
各川筋ダムサイト寄り最下流濁り
釣果14匹:54,43,42,40cm
急遽出撃を決めた合川ダム釣行。
昼頃までは降らない予報だった?はずが朝からしとしと・・・しかも少し肌寒い。(明け方の月食なんて見えません)
桟橋から目にする湖面は一面白く濁り、浮きゴミに覆われています。
先週からそんなに降ったのか??
(写真:今年の最大魚となる54cmをこの釣行でキャッチ。ルアーはハイピッチャーです。)
ポストのお疲れバスはHighPicherがお好き!
ダムサイト周辺は一面の白濁り。
まずは将軍筋に入りました。
ベントミノーでのファーストフィッシュの後、ブリッツでポンポンと釣り上げ、さらに、最下流左岸の小インレットからハイピッチャーに42cm!
少しバスの反応は弱いと感じつつも、釣れなくはない。
その後、1番岬を過ぎ、岩盤エリアに入ると水色はジンクリアになり、バスの反応は一切ない・・・。
古屋のワンドの一番大きなインレットにて、ベントミノー106Fに40UP数本によるチェイスがあるも、フォローのスモラバが浮きゴミに引っ掛かってアウト。
一切の反応が無い中、千載一遇のチャンスと思えただけにかなり凹みます。
状況が良ければ山盛り釣るつもりだっただけに、思い描いた状況とあまりにかけ離れていた事から一気に日置川へとバウを向け、「欲しいのはビッグフィッシュ」と方向転換。
将軍を足早に下りながらルドラのただ巻&ジャーキング。
1番岬周辺でジャーキングに2度チェイス&ミスバイトがあっただけで、サイズは共に40cm前後クラスでした。
そして日置川筋へ。
水温低下が著しい事は反応から見て取れますが、バスが居ないのかどうかの判断が出来ず、アプローチが中途半端になってしまっていることに気づきます。
そこでバスの状態を一から見直す作業に入ることとしました。
まずはサスペンドタイプのパワーダンクでスローに岩盤エリアを探ってみると、あっさりヒット!
岬周りの巻き始めでのヒットに、バスのレンジはそれ程深くは無いと感じました。
それならと1/4ozDWのハイピッチャーで表層から反応を見ると、反応はするがややズレを感じ、ウェイトを5/16ozに上げると反応は良くなる。
やや濁りも入っているので、ブレードを明確な使用感のタンデムタイプとし、スカートもゴールドスカート(キラーゴールド)にチェンジ。
水中岬の先端部から40cmが出た事から、フォローにドライブクロー2”をセットしたスモラバを入れると連続バイト。
このことから、バスのポジションは岬の先端部の流れに対して裏側だと判断できました。
見えてくると、タフに感じるコンディションがどんどんイージーになってきます。
ビッグフィッシュ狙いはノーシンカー&トップという流れですが、今シーズンここまでの釣行を振り返ると、雨絡みのビッグフィッシュパターンは著しくバイトが浅く、ミスフィッシュに泣くことがあまりにも多かったため、ならばしっかりバイトする釣りで!
という事でウェイトの決まった5/16ozTWのハイピッチャーで大滝ストレッチを流します。
雨による冷たい流れから身を潜める事のできるスポットにルアーを入れていくと、消え入りそうな小さなバイト。
ブレードの違和感から、実のところ半信半疑でフッキング。
バスがボート向けに進んで来るので追い合せを入れ、ここから本格的なファイト開始!
最初の突っ込みで50UPを確信!
強くは無いがビッグフィッシュ特有の何とも言えない重量感!
上がってきたのは予想通り、次の産卵に備えて休憩中のポストスポーン。
サイズは54cmの今年一番のビッグフィッシュ!
産卵頑張ってね~とリリースした後残るのは何とも言えない心地良さ。
こうなるともう1本50UPが欲しくなるのが常。
上流部へ入り、フラットのフィーディングバスをドライブスティックで狙う!
しかし2バイトで獲れたのは43cm匹だけ。
吊橋下流のフラットのスモラバにもいい反応(ミスバイトが多いけど・・・)
バスが溜まっている雰囲気ならジャークベイトのパターンも探したい。
しかし・・・ここで相方からの緊急コール!
というわけで一気に桟橋まで戻りながらハイピッチャーで二桁釣果に乗せて撤収となりました。
今回は最近練習中のダブルブレードのスピナーベイトという事でハイピッチャー。
どういうシチュエーションで有効であるのか、自分なりに見えてきた中で最適な選択を意識しながら使ってみたところ、ポストスポーンの54cmという今年一番のビッグフィッシュに繋がりました。
写真を見ていただければ分かりますが、掛かりはトレーラーフック1本、しかも外側から掛かっている。
バスがルアーを口にした後反転せずに私の方へと向かってきた事から、フッキングをしっかり決める事が非常に大きな要素となりました。
ハイピッチャーは主に1/4~3/8oz.を使っていますが、バスへの有効レンジとスピードの微調整。
1本のスピナーベイトをロッド操作によってコントロールするのではなく、最適なウェイトを選ぶだけで無理なくレンジの調整が可能です。
ウェイトが変わるとまるで別物になる他のスピナーベイトとは一線を画し、アングラーの技術をルアーが補ってくれるという実に便利なスピナーベイトである事が分かります。
「チェイスはあるんだけど・・・」
とはよく聞く話。
だけどそれはほんの少しのレンジの差、ほんの僅かなスピードの差によるものだとしたら?
それに対応できるスピナーベイトがあるなら使うしかないですよね?