プリスポーンのメスバスをクランキングで釣る!

こんにちは、和歌山の辻井です。

寒いのかどうなのか分からない今年の春でしたが、GWも過ぎていよいよ日射しの強さを体感出来る時期になりましたね。

このような季節の変わり目は日焼け対策と共に体調をしっかり整えて楽しい釣行にしましょう。

シャローからディープレンジまでをカバークランキング

私はこの春、身体を壊してしいまともに釣りにも出れない始末ですが、どうしても我慢出来なくて出撃した際に実践したブリッツシリーズによるクランキングを紹介したいと思います。

オートマチックな釣りなので少しでも楽に釣りができるようにとの選択でもありました。

春は水温もまだ低く、スローなバスに対応した戦略が必要になります。

ハードベイトで言えばサスペンドミノー等がその代表になるのですが、今回の私はそんな小手先の技術を駆使してバイトに持ち込むような体調では正直なかったのです。

そこで、バスが動かないなら積極的にこちらから近付けてしまえ!という事でブリッツシリーズでのカバークランキングを選択しました。

バスはこの時期、産卵行動に大きく依存した動きを見せ、リザーバーのように水位が大きく増減水する事でバスがショアラインから消えてしまう事が多々あり、特に増水時にはバスのポジションは変わらないままレンジだけが深くなるという事になるのです。

このような条件下で有効となるのがブリッツMR、そしてブリッツEX-DRなのです。

シリーズでレンジシステム化されている事が非常に大切で、普段ならブリッツで釣れるはずなのに今日はなぜか釣れないな・・・と感じる日でも、ブリッツMR、EX-DRと順次レンジを下げていく事で、バスのレンジに入った瞬間にバイトラッシュとなる事も少なくないのがこの釣りの醍醐味なのです。

特に産卵期特有の排除行動によるバイトはショートバイトになる事が多く、大きなディープダイビング系のクランクベイトではミスフィッシュになってしまいます。

このような時こそブリッツEX-DRのように小ぶりなダイビングクランクが必須になるのです。

ただし、先にも書いたようにベッドフィッシュを守るオスの排除行動までもフックUPに繋げてしまう事がありますので、釣った後には少しでも早くリリースしてあげましょうね。

逆にこの事象にはルアーサイズを上げることでオスを回避してその周辺に居るであろうプリスポーンのビッグフィメールだけを釣り分けるケースも存在するという事になります。

こんな時こそほぼ同レンジを引けるブリッツMAX DRを試してみるのもイイのではないでしょうか。

(写真:クランキングでもしっかりとレンジで使い分けると・・・)
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カバークランキングについては過去のレポートに何度か取り上げましたように、バスの目の前に送り込むコントロール性能と、根掛かり回避性能を伴ったバランスの良いクランクベイトが必要になります。

ロースピードからハイスピードリトリーブまで規則正しいハイピッチなブリッツシリーズは、正に最適だと感じています。

それぞれに引き抵抗も軽く、ブリッツMAX DRでもタイニーブリッツMRと同じタックルで引いてしまう事も多いので、専用タックルなんてものを意識しなくてもどんどんキャストしてみてはいかがでしょうか!

ロッド:スティーズ ライトニング2(63L)パームスソルハンズ633(63ML)
リール:PX68R
ライン:FCスナイパー8~10lb.
ルアー:タイニーブリッツ、ブリッツ、ブリッツMR、ブリッツEX-DR、ブリッツMAX DR等

また、カバークランキングの他、スポーニングシャローを背後に控えた縦ストラクチャーをフローティングタイプの阿修羅で攻略!

(写真:春定番のジャークベイト「阿修羅」のフローティングにて)
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プリスポーンのグッドフィッシュの他、ハイピッチャーやベントミノー106Fにもグッドサイズが飛び出しています。

これらの釣りは今後アフタースポーンから梅雨に向けてどんどん期待値が高まる釣りにもなってきますね!

正解は一つではありません。むしろ間違った釣りなんて存在しません。色んなルアーをキャストし、色んな角度からバス釣りを楽しんでみてください!

(写真:鉄板のハイピッチャーや、ベントミノーでも)
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