辻井伸之が解説!近年のバスのレンジと狙いどころを考察する。

和歌山の辻井です。

例年になく早い梅雨明けとなり、すっかり真夏の様相ですね!

釣行の際は水分補給を心掛け体調管理に努めて楽しみましょう。



さて、今回は時期的というよりもここ数年の傾向のお話させて頂きます。

ここ数年、シャローカバーに付くバスが減っている、もしくは釣れるポジションからバスが居ない、出てしまっている(カバーに付いていない)と感じる事が多くなっています。

原因としてバスがシャローに居る理由がない(ベイトの減少等)や、プレッシャーとしてビッグベイトやミドスト等、ショアラインを含めた比較的浅いレンジのバスを動かす釣りが主流となっている点が挙げられます。

これに対処していくのが今回のメインとなるブリッツシリーズ、とりわけダイビングクランクによるボトム戦略。



先のプレッシャーの原因となっているのは主に“動けるバス”相手の釣りで、あまり動きたくない、エサを獲るのに労力を使いたくないバスを狙うのがこのボトムクランキングなのです。

やっている事はカバークランキングと同じなのですが、よりボトムを意識する方向になります。

先にカバーからバスが出てしまっていると書きましたが、ルアーを通してもなかなか動かないバスもそれなりに居る。

動かないバスには直撃してやろうという感覚でスタンプや岩等ストラクチャー&カバーを連続的に叩きます。
ボトムを意識する上でシャローであればブリッツMR、より深いレンジを叩けるクランクでは動けるバス(釣り易い)の数が増えるな~と、よりその有効性を感じられます。
やはりプレッシャーが掛かっている条件である為にタイニーブリッツDRでの釣果が突出していますが過去を振り返るとブリッツEXDRが効果的になっているシーンも多々ありました。

最近よく紹介している釣り(昨年のレポート参照)としてクリアウォーター下でのタイニーブリッツDRによるカバークランキングなんかはその典型例になりますので是非試してみて下さい。

私もこの夏試してみたいと思っている釣りがブリッツDRブリッツMAXDRを使ったクランキングで比較的プレッシャーの掛からないレンジの魚を探し出せないかなと目論んでいます

ただ、今回紹介した傾向は過去20年と少し前の2000年代初頭にも経験しており、この際はダイビングシャッドが有効になりました。

この観点からもブリッツシリーズにだけでなくハイカットDRダンクパワーダンク阿修羅EXDRと幅広く試していきたいですね。

また、この釣りにおいてフォロー的代用として5~7gのテキサススタイルのHPフィッシュをよく使っています。

ボトムをゴリ巻きするのでワームの素材の強さが重要で、ノンソルトのHPフィッシュの出番となっていますので併せて用意しておくとイイかもしれませんね。

こうして荷物がどんどん増える釣り人の性、、、何とかなりませんかねぇ、、、?



≪タックル1≫

LURE : TinyBLITZ-DR(クロームシャッド)

ROD : STZ 631LFB-LM LIGHTNING2(Daiwa)

REEL : PX68R RIBERTO Pixy(Daiwa)

LINE : BASS-X 8lb(Daiwa)

≪タックル2≫

LURE : BLITZ-DR(アメザリ)

ROD : Bankmaster FVR-BM62M(Fenwick)

REEL : SV Light Limited-TN 6.3(Daiwa)

LINE : BASS-X 10lb(Daiwa)

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